タイムスリップ!!時間旅行も楽しめるヴェニス!! 6

起きるとすぐにずっと入りたかったマルコポーロ寺院の列に並びにいきました!

f:id:sekaiissyuux:20190219225935j:plain

 

f:id:sekaiissyuux:20190219225933j:plain

朝早くでも長い列ができていてびっくり! 

ミラノのドゥオーモの時といい教会は

どんなに早くに行ってもとても長い列がもうできています。

 

 サン・マルコ広場

 

中に入ってからも列のまま歩いて見物するというもの。

内部は写真撮影が禁止されていていたので撮ることはできませんでした。

f:id:sekaiissyuux:20190219225934j:plain

この建物は屋上のブロンズ像が正午に鐘を鳴らすことから、

日本ではムーア人の時計塔」として有名な観光スポットです。

まわりの金の浮き彫りの十二宮(黄道から航海に出る時期や期間を知り、

ムーンフェイズ(月齢)から潮の干満を知ることができました。

海運国家ヴェネチアにとって、とても重要だったからだと考えられます

500年以上もこの土地の時間を刻み続けていると知り、

この時計塔ヴェネチアの歴史のこと何から何まで全部知ってんやろなぁと関心。

500年間ヴェネチアの時を刻んでいる時計塔」という響きがもうカッコいい!!

 

 

ため息橋

 

 

f:id:sekaiissyuux:20190219225932j:plain

今日ヴェネツィアを離れるので朝の街を散歩していると

たまたま囚人がとおるため息橋と呼ばれるものを見つけました!

ため息橋からの眺めは囚人が投獄される前に見るヴェネツィアの最後の景色で

ため息橋という名前は、独房に入れられる前に

窓の外からヴェネツィアの美しい景色を見られるのは

最後であるというので囚人がため息をつくというところからきているそう

分かりずらい(笑)

つまり囚人が美しい景色を最後に見てため息が出るのが由来らしいです。

 

f:id:sekaiissyuux:20190219225930j:plain

もし僕が囚人で最後の景色がこんなに美しいヴェネツィアの景色だったら

どう思うんやろ?最後がここで良かった?と人生を振り返るのか

こんなに美しい景色がもう見られへんてやばい。

と罪を後悔するのか。

美しいということはそれだけ人に影響を与えてしまうものなのかなと思いました。

 

マルゲリータとスパゲティ

 

ヴェネツィアの街並みを忘れないようにしっかりと自分の足で覚える作戦!

気づけばホテルのチェックアウトの時間ギリギリまで歩いていました笑

ホテルに戻って荷物を整理していると

一人でヴェネツィアの友達に会いに来たという

日本人の女性と会いたまたま住んでいる地域も近かったので

お昼ご飯を食べに行くことに。

f:id:sekaiissyuux:20190219225928j:plain

 ヴェネツィアでピザとパスタを食べたかったので近くのお店に入りました。

どのピザとパスタがどんなものなのかイタリア語だったので分からずマルゲリータだけはわかったのでそれとパスタを目をつぶって選びました!

f:id:sekaiissyuux:20190219225927j:plain

出てきたマルゲリータはとても大きくて

パスタもサーモンのパスタが選ばれていてどちらもとても美味しかったです。

二人でシェアしたのですがそれでもお腹いっぱいになるほど。

量も多くて何よりおいしいのに20€くらいだったと思います。

ミラノへ出発する時間がギリギリだったので

先にでて走ってまたサンタルチア駅に向かいます。

 

世界初のゲットー地区

 

でも向かっている途中にヴェネツィアにある

ユダヤ人のゲットー地区が見たかったことを思い出してどうしようか

迷ったあげくやっぱり行くことに。

道に迷いながらようやくたどり着くことができました。

f:id:sekaiissyuux:20190219225926j:plain

色鮮やかな建物が並ぶヴェネツィアの中でもこの場所はなんだか寂しげです。

ヴェネツィアでは建物も3.4階建てのものがほとんどですが、

このゲットー地区では多くの人が住めるように7.8階建てでした。

この狭い地区に多くのユダヤ人が隔離され住居を確保するために、

建物が上へ上へと高くなっていったそうです。

f:id:sekaiissyuux:20190219225924j:plain

家に囲まれた広場には噴水があり、

今では橋を一つ渡れば誰でも入ることができます。

昔だと夜になると鍵がかけられユダヤ人は外に出ることもできなかったとか。

f:id:sekaiissyuux:20190219225925j:plain

ゲットーとはヴェネチア「鋳造所」であり鋳造所の跡にユダヤ人居住区を建設し、ここにユダヤ人を強制移住させました。

世界で初めてゲットー地区を作ったのがここヴェネツィアと言うことです。

 こんなにも美しい場所がユダヤ人迫害の発祥の地だという事実はとても皮肉です。

最後に見ておきたかったゲットー地区を出ると駅まで

大きな荷物を持ってフルダッシュこういう時タクシーがあればと思いますが、

ヴェネツィアには車がなくゴンドラではどのくらいかかるかもわからないので

信じれるのは自分のだけ笑

 

最後には晴天のヴェネチア

 

 

f:id:sekaiissyuux:20190219225920j:plain

駅に向かっていると急いでいて気づかなかったことに気がつきました。

それは来てからずっと曇りや雨だったヴェネツィアの空が晴れているからです。

大雨のヴェネツィア晴天のヴェネツィアも最後に見させてくれてナイス演出!

f:id:sekaiissyuux:20190219225923j:plain

思っていた通りヴェネツィアには快晴の天気が良く映えていました。

これで心置きなくヴェネツィアを離れることができる!

景色を見ていた時間を取り戻すためにまた全力ダッシュ

駅に着いてなんとか乗車することができました。

こんなに経済が発展している2018年の現代に車一台走っていない

ヴェネツィアは昔の時代にタイムスリップしたみたいで

車が走り回っているミラノに帰ってくると

景色ヴェネチアングラスの美しさ夢みたいな場所だったと実感。

時間旅行に行ってきたような気分で不思議な気持ち。

昔と変わらない景色で待ってくれている

ヴェネツィアに絶対もう一度帰ろうと思いました。

ミラノに帰って以前泊まったドリトリーで少しゆっくりして向かったのは

ミラノの下町と呼ばれるナヴィリオ地区。

ナヴィリオ地区

 

かつて、ミラノの中心街には運河が張り巡らされ、街の経済的発展を支えていました。

f:id:sekaiissyuux:20190219225922j:plain

ミラノにも水の都が存在していた時があったのですが

都市計画とともに埋め立てられたようです。

ミラノの南部にあるナヴィリオ地区には、当時の運河の一部が残されています。

水の都の一部が残るナヴィリオ地区はどのようなものなのか

もう一度昔にタイムスリップできるのか 見にいきました!

着いた時間は夜遅くでナヴィリオ地区を歩いていると下町の風景が広がっていました。運河を挟んだ通りには

道いっぱいまで人が溢れていてお酒を飲みながら楽しく話していました。

f:id:sekaiissyuux:20190219225921j:plain

 

活気溢れるナヴィリオ地区はヴェネツィアとは違い現代の下町という印象でした。

 店員に声をかけて相手にされていない人がいて

気品高いミラノにもちゃんとこういった景色があるんやぁと謎の安心感(笑)

 

なんかめっちゃ好きになったおじいちゃん

 

f:id:sekaiissyuux:20190219225936j:plain

 部屋に戻ると1人のおじいちゃんが晩酌していて

声をかけられてビールとつまみを僕にも出してくれて2人で乾杯。

日本人で一人で来たことやミラノヴェネツィアの話をしたり

孫の女の子の写真を見せてくれると

嬉しそうな顔でビールをどんどん注いできてとても楽しい時間を過ごせました。

下町に行ったあとだからなのか人のやさしさが心に沁みました。

このおじいちゃんも僕も英語で話していましたがおじいちゃんは

イタリア人だし僕も日本人英語がそんなに二人とも話せないのですが

何故かこのおじいちゃんとは相手話したいことがお互いに

理解出来ていて多分同じミラノヴェネチア

好きなモノ同士だったからかなと僕は思っています!!