なんかの最終回みたい!! 22
明日の朝でフランスを出ていく人もいれば、
もう少しフランスやヨーロッパを回るという人もいますが
このメンバーで集まることはもしかすると
この先の人生でもうないのかもしれないと考えるととても寂しい気持ちになりました。
最後の一日を後悔しないように目いっぱい楽しむ!!
この日はこの村で一日過ごすことのできる最後の日なのでいままで
たくさんお世話になった村の人達に最後は僕たちから招待をして
自分たちの国の料理をふるまおうとなりました。
イタリア人のフェデリカは真司の誕生日にも作ってくれたティラミスを、
メキシコ人のアントニオとポリーナはタコスを、
フランス人のジュリはめちゃくちゃにおいの強烈な
チーズを使ったスパゲティを、
ロシア人のスヴェータはポトフなどいままで
みんなが作ってくれていたものが
全部あつまるので最終回にぴったりやなぁ~と思いました。
ムーサ・スリマン・カマルは三人でイスラム教の人も食べることができる
ハラールマークのついた鶏肉を使ったチキンライスを作っていました。
お昼ご飯はみんな各自作っていて食べる物がないのでスリマンらに
分けてもらいましたがとても辛かったですがおいしかったです。
真司と何を作るか話していて「
やっぱり俺らあれしかないよな・・・」と作ったのは
混ぜご飯おにぎり。だけではなく新しいことにも挑戦しようとなり作ったのは・・・
焼きおにぎり!!おにぎり以外の料理を作ることができません!!
みんなが具材を調理したり、マスカルポーネやらラタトゥーユなどの
単語が会話に飛び交い難しそうな行程をしているなか
僕たちはただ米を炊く!!そして握る!!焼く!!のみ(笑)
でも以外に焼きおにぎりをフライパンで作るのに苦労しました。
焼き肉のたれを入手することができずなんとかスーパーで買えたのは醤油のみ。
焼く前にかけるのか焼いているときにかけるのかという
焼きおにぎりの作り方すら知らなかったのでとても時間がかかりました。
夕方になってようやくみんなの料理が並びました。
少しづつ村の人が集まってきてその中には今まで出会った
アイスをくれたおばちゃんや一緒に遊んだ子どもたちもいて
本当に全員集合の最終回みたいでした。
村の人が集まったところで記念撮影のためにグラウンドに集合!
記念写真は一番下です↓
みんなが集まり一人づつ表彰状?のようなものを受け取ってパーティ開始!!
手作りの花飾りをつけたスヴェータがギターを弾いて歌を歌って始まりました。
手作りが得意なスヴェータは僕にもこんなものを作ってくれました。
とてもかわいくてお土産と思い出一つ作ってくれました。
おにぎりの人気はそこそこあったのですがやっぱり
みんなおにぎりをフォークで崩して食べていました(笑)。
一番人気はフェデリカの作ったティラミスで
子どもたちが何度も来たりおばちゃんが作り方を聞くほどの大人気。
おっちゃんらにビールやワインを飲め飲めと注がれて逃げ切るのに一苦労(笑)
このおっちゃんなんかはおっちゃんとおっちゃんのお父さんが
昔ボクサーだったという話を嬉しそうにしてくれて
わざわざ写真で見してくれました(笑)。
一生忘れられない日も少しづつ終わりに近づきみんなが帰っていきます。
ここで出会った人たちには本当にたくさんのよい思い出を作ってもらいました。
村の人たちが帰った後もまだこの日を終わらせたくない
みんなはダンスをしたり、たくさん話をしたりしました。
このポーズは少しだけ僕たちの中で流行った「アニマルポーズ」(笑)
アントニオが泣いているのを見て僕だけでなく、
みんなにとっても良い時間だったんだとうれしい反面とてもさみしくなりました。
明日のお別れの時間は目的地によって
朝が早い人がいたりとバラバラでみんなでいれる時間はこの日が最後でした。
一日目に真司に洩らした「21日間やっていけるかなぁ」
という不安はいつのまにかどこかに消えていき、最高の思い出がのこりました。